【茶器/茶道具 風炉用敷板】 小板 真塗り 並 木製 9.5寸 戸塚富悦作

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商品情報

サイズ約縦28.8×横28.8×高1.6cm
作者戸塚富悦作
紙箱
  (No75輪申丸大)(・10164)
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敷板 小板(しきいた こいた)とは
風炉の下に敷く敷板のひとつで、風炉のみを乗せる四角の板です。
風炉の種類、流儀や好みによって色々ありますが、一般的に用いられているものは九寸五分四方のものです。五分縮めて九寸四方のものもあります。小板は、炉の内法を元にした大きさとか、丸板を切って四角にした大きさとかいわれます。
大小があり、大の方は小形の風炉に用い、小の方は大形の風炉に用いるとされます。
真塗、掻合、荒目、鉋目などがあります。
真塗は唐銅風炉に、掻合塗は唐銅にも土風炉にも、荒目板は土風炉に用います。

荒目板(あらめいた)は、粗いものから次第に細かくなっていく横段の鉋目を入れた真塗の板で、土風炉に用い、用いるときは、荒い目の方を手前にしますが、荒目は火に対する水の意で渚に打ち寄せる波の姿を表したものとも、外になるほど広くなる木の年輪の姿を表したものともいいます。
利休形は大小二枚あり、一般的な大きさは、大の方は長さ九寸五分に幅九寸二分、小の方は長さ八寸六分に幅八寸二分、裏千家では長さ九寸四分に幅九寸二分、厚さ六分としています。

鉋目板(かんなめいた)は、裏千家十四世淡々斎が切掛風炉用に好んだもので、小板の大の寸法で、鉋の目が三つと二つとあり、二つを手前に据え、土風炉に用いることもできます。

常盤板(ときわいた)は、裏千家十一世玄々斎が常盤風炉に合わせて好んだもので、桐材、青漆、木口周囲に朱で山道の彫があり、土風炉、唐銅風炉に用いることもできます。
小の常盤板は、十四世淡々斎が好んだものです。
敷板(しきいた)とは…風炉の下に敷く板のことです。
形状により大板、小板、丸板に分類され、真塗(しんぬり)、掻合(かきあわせ)、荒目(あらめ)、鉋目(かんなめ)など、風炉の種類により、流儀や好みによって色々な板があります。また、陶磁器製の敷瓦もあります。

【戸塚富悦】
1941年昭和16年 福井県鯖江市生
1959年昭和34年 伝統工芸士に認定、大音師勇氏に師事
1961年昭和36年 指物下地工程を習得
1963年昭和38年 指物上塗り工程を習得
1964年昭和39年 蝋色塗り工程を会得
1965年昭和40年 独立し工房を開設し現在研鑽中


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