クラシコイタリア協会発足時から加盟している名門コートブランド

1948年、ミラノの北に位置する小さな町Lesa（レーザ）で創業した「HERNO（ヘルノ）」。クラシコイタリア協会発足時から加盟しているイタリアを代表する名門コートブランドです。レインコートからスタートし、ビキューナやカシミヤなどの高級素材を使ったコートで成功を収め、イタリアンスタイルの真髄を表した品位とエレガンスのある製品として世界に広がりました。

現社長クラウディオ・マレンツィは、60年以上の歴史の中で培ってきた職人技を継承しつつイタリアンエレガンスを体現する高級素材と先進的な機能素材を使い分け、モダンで品格のあるデザインに落とし込んだコレクションを展開しています。中でも羽毛を直接コート生地内に注入する特殊な製法によって軽量化に成功したダウンウェアが有名で定番アイテムとして人気を集めています。

心の琴線に触れます。高級感溢れる大人のレザースニーカー「SH002UM」

みなさんご存じのとおり、近年ファッションのカジュアル化が進んでいます。平日にスーツを着なくなった方やネクタイをしなくなった方も多いのではないでしょうか。そんな服装の変化にともなって足元事情も変わってきています。今まではスーツに革靴が当たり前でしたが、セットアップやジャケパンにスニーカーを合わせるスタイルが主流になりつつあります。ここで問題になってくるのが、大人が安心して履ける高品質なスニーカーが見つからないということ。ナイキやアディダスに代表されるスポーツブランドのスニーカーでは満足できない、かといってハイブランドのスニーカーに大枚をはたくのもなんか違う、こんな意見の方が多いと思います。

そこでお勧めなのが、ヘルノのシューズコレクションから登場した「SH002UM」です。新たにラインナップに加わったこのスニーカーは、オーセンティックなバスケットボールシューズをモチーフにしたシンプルなデザインですが、毛足の短い上品な風合いのカーフスエード（牛革）を採用し、細部までこだわって丁寧に作り込むことにより、スポーツブランドのスニーカーとは一線を画する“高級感溢れる外観”に仕上げています。余分な装飾を削ぎ落とし、素材のよさやフォルムの美しさで直球勝負しているところにヘルノの自信が見てとれます。ひと目で分かるロゴはありませんが、かえってそれがクオリティの高さを際立たせ、このスニーカーをよりいっそう大人に相応しいものにしていることをお分かり頂けると思います。

ヒール部分には、ヘルノの頭文字である“H”をアレンジしたゴブラン織りのモノグラム別布があしらわれています。美しい輝きを放つタン（ベロ）のメタルロゴやソールに刻印された小さなロゴなども洒落ており、所有欲を満たしてくれます。

一般的なスニーカーよりもソールが厚い、いわゆる“ダブルソール”になっているのでスタイルアップ効果（脚長効果）がおおいに期待できます。ソールの厚みは約4センチ（※ヒール部分）。このため、履くだけで身長が4センチ高く（脚が4センチ長く）見えます。シークレットシューズのような“やりすぎ感”がないところがミソです。ソール側面に小さなマス目状の型押しを施し、奥行きのある表情を生み出しているところも技アリです。

もちろん履き心地にも優れています。すっきりとしたフォルムでありながら、甲が低すぎず、ボールジョイントがしっかり確保されているので長時間歩いても疲れにくいです。履き口のまわりに肉厚のクッションが入れられているのでフィット感も申し分なく、靴擦れの心配もありません。内側にはEVAインソール（※取り外し可能）が内蔵されているのでクッション性もばっちりです。

もちろんアッパーの素材も一流です。毛足を短く刈り込んだスエードは、きめが細かく高級感ある風合いで、優しく、やわらかい表情で足元を上品に見せてくれます。生後6ヶ月以内の仔牛革、いわゆるカーフスエードなので、キップやステアといった成牛革よりも柔らかく馴染みが早いことも特徴です。基本的な手入れは汚れ落とし（ブラッシング）のみでOKです。

シンプルで合わせやすく、革質や縫製のレベルが高く、そのうえ履きやすいという、ヘルノらしさが凝縮されたレザースニーカーです。極めてシンプルなレースアップスニーカーゆえセットアップやジャケパンスタイルの足元にばっちり合いますし、休日スタイルにも大活躍します。オンもオフもカバーしてくれる時代のニーズにマッチした一足なので自信を持ってお勧めします。期待を裏切らない活躍をしてくれるはずです。